畳おもての染泥

畳おもてには染泥がついています

なぜかというと、畳おもての材料はいぐさですよね
いぐさは刈り取ってすぐに泥に付けて、乾燥させます
これを泥染めといいます。

泥染めをする理由は大きく2つあります
1つ目は乾燥を均一にするためです
いぐさを乾燥させないと、草ですから腐ってしまいます。
なので、長期に保存させるためには乾燥させるんですけど、乾燥も均一にするために泥をつけるんです

2つ目には酸化を防いで変色を防ぎます
生のいぐさはすごく鮮やかな緑色をしています
陽に焼けてしまいます。
畳おもては早くても刈り取ってから3カ月後ぐらいに畳おもてとして織ります
そのときの畳おもてでも色は鮮やかです
でも、畳おもてって天然のいぐさからできているのに1年後でも緑色をしています。
色は少しずつ褪めてはきますが、見比べなかったら分からないくらいです。
これくらいいぐさの色を保つために泥染めが重要なんです

という理由でいぐさは泥染めが大事なんですが、畳おもてにして新しい畳になって家に敷くときには不要なんです
もし、染泥をそのままにして敷き込んでしまうと、家の中は白い足跡だらけになってしまいます
だから、掃除機をかけたり、拭いたりしないといけないんです。

そんなこともあって、新しい畳を入れると拭かないといけないという知識はあるんです。
でも、なんで拭かないといけないのかはわかっていなかったりします。
新しい畳を拭くのは乾拭きがいいんです。
なぜかって、畳おもてが濡れてしまうと変色を速めてしまうからです。
でも、乾拭きだとなかなかとれないので、固く絞った半分乾いたようなぞうきんくらいがいいです。

しかし、四つん這いになって拭くのってなかなか大変なんです。
だらか当店では店で泥落としをしてから納めるようにしています
泥落としの方法はこちらをご覧ください

 

1、掃除機に畳の泥落とし専用のヘッドをつけて、まずは泥を吸い取ります

2、畳専用のワックスを吹きかけます

3、ワックスを拭き上げるように、拭いていきます

これで大方の染泥は落とせています

なので、敷き込んでからお客さんが何度も乾拭きをしたりすることはありません

当店はお客さんが大変な思いをしないように、気軽に畳替えができることを心掛けています

もし、当店に畳のことを頼んでみたいと思った方は気軽にご連絡ください
電話 06-6431-9491

 

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次