白と白

若いご夫婦が新しめの中古戸建をご購入されて

敷いてある畳を替えることにしました。

替える原因になったのが

以前住んでいた方がエアコンを外して

エアコンを畳の部屋に置いていたことで

エアコンの中にあった水が流れ出して

畳が濡れて畳にカビが発生してしまったことでした。

 

カビは結構しっかり生えてしまってしました。

しかし、畳を新調はせずに表替えということでした。

 

表替えをするのなら、カビの生えにくい畳おもてにしたいということで

ダイケンかセキスイにすることにしました。

カビの生えにくさはどちらも同じだと思うので

ダイケンとセキスイを触ってもらい、手触りの違いを見てもらいました。

色の感じ、手触りを含めて、ダイケンを選ばれました。

 

次は、色です。

白っぽい畳にしたい。2色使いたいということで

ダイケン清流の乳白色と白茶色を選びました。

乳白色はまさしく白という色です。

白茶色は字の如く茶いっぽい白です。

なので、この2色を使うと白っぽい部屋になり

濃淡のついた市松模様の部屋になるということです。



1つの色の畳おもてでも畳おもての織り目の違いで

縦目と横目で光りの当たり具合が変わることで

2色に見えるのですが、2色を使うことでよりはっきりした濃淡がでます。

 

で、このお部屋は4帖半なので、半畳を敷き込むので

ヘリなしに作った畳を9枚敷くことになります。

ということは4枚の色と5枚の色になります。

真ん中の畳を乳白色にするのか、白茶色にするかで

部屋の雰囲気がかわります。

今回は白っぽい部屋がご希望でしたので

乳白色を真ん中に持ってきました。

すると、角も乳白色になるので

全体的に白っぽくなると思います。

 

それで、表替えのきっかけとなったカビは

まずカビを拭き取り

カビ予防剤をスプレーして

畳おもてにカビや防虫となる紙を巻き

畳の下の床には防虫紙を敷きました。

カビはダニなどのエサになることもありますので

しっかりと対処をさせていただきました。

 

お客様には防虫処理と

畳の色にとても満足していただきました。

今後ともよろしくお願いします。

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