裏返しのすすめ



畳って裏も使えるんです

というと、勘違いされる人がいて、「畳を裏返すとビニールが張ってあるんですけど」なんてことをいわれることもあります。

畳の裏が使えるというのは、畳おもての裏側が使えるということなんです。
畳の構造はこのようになっていますので、ご確認ください



畳の裏側も使えるととってもお得に使えるんです。
今使っている畳が黄色くなっても、裏側というか内側はまだ緑色をしています。
実験的にしている、当店の畳で比べてみました。



畳も表替えをしてから3年経っていますので、黄色く変色しています

3枚並んでいる畳の真ん中を裏返ししてみました。


どうでしょう、裏返しした畳は緑色をしていて、きれいにですよね。

で、3枚共裏返ししました。



裏返しをした畳は、こんどは表面が傷んでくるか、5~7年で表替えをするのがいいでしょう。

ここでとっても大事なことをお伝えします。
畳の裏返しはできる畳とできない畳があることなんです。
どういうことかというと、新しい畳を入れてからの年月が大事です。

畳屋からおすすめしている、裏返しの時期は3年です。


これは、新しい畳または、表替えをしてから3年で裏返しをするときれいですということなんです。

上の畳も表替えをしてから3年で裏返しをしています。
でも、表替えをしてから3年ってあっという間に過ぎてしまいます。
なので、私は5年をおすすめしています。
5年でもまだ裏側はきれいですからね。
7年が限界です。
7年ぐらい使うと、畳の表面に割れがでてくるようになるからです。
それぐらい傷んでくると、裏側も傷んでいるからです。
その畳を裏返しをしてもすぐに傷んでしまうからです。
せっかく手間をかけてもすぐに傷んでしまってはもったいないですからね。
そうなると、表替えをした方がいいでしょう。
それと、畳とこの糸の跡がついていることがあるんです。
水分を吸って、膨らんでくるとわからなくなるかもしれませんが、替えてすぐは糸の跡がついていますからね。




そして、裏返しができる畳はしっかりした畳おもてであることも大事です。
今回裏返しをした畳おもてはいいものです。
なにが違うのかというと、使っているいぐさの量が違います。
いい畳おもてはたくさんのいぐさを使っていますが、安い畳おもてはいぐさの量が少なかったりするので、お勧めできないことがあります。
また、他店でされた畳で裏返しをしてほしいと言われてもどのような畳おもてを使っているのかわからないので、お断りすることもあります。

畳は裏も使えて今の時代に合っていますよね。
大事に使えば長持ちするんです。
それに、タンスの裏や、テレビの裏の掃除もできますからね。

ブログ一覧に戻る

お問い合わせ

畳の張替え・表替え、また畳に関するご質問、見積もり依頼等
気軽にお問い合わせください。

  • 06-6431-9491

    月~土曜 9:00~18:00

    店主が1人で切り盛りしている畳屋です。
    なので、1日1軒しか対応することができません。
    その分1軒1軒丁寧な仕事をするように心がけています。

  • webからのお問い合わせはこちら