部屋の内側は真っすぐに作るのです。

畳は真っすぐにできていると思っている方もいるかもしれません。
でも、真っすぐになっているのは片方だけなんです。

真っすぐにするために使うのが目押し定規です。。

 

目押し定規とは畳おもての上前を切るときに使う定規です。

上前とは畳を作るときに基準になる方向で

真っすぐであることが条件となります。



4.5帖の部屋を例とします。

今回は、敷き方は詳しくは書きません。

 

敷き方を見ると縁がついている部分で、畳同士が当たるところと

畳寄せ(壁)に当たるところがあります。

畳寄せは真っすぐでないとして畳は作ります。

 

なので、畳同士が当たるところは真っすぐに作ります。

 

その畳同士があたる縁がついている方向が「上前」です。

 

上前を真っすぐにするために、目押し定規を使います。

畳の目に合わせて、目押し定規を当てて、包丁(カッター)で

畳おもてを落とします(切ります)。

ここでズレてしまうと、上前が真っすぐになりませんので、気を使います。

 

真っすぐに切るだけなら、畳の目に定規を当てて切ればいいと思うかも

しれませんが、

目押し定規の幅が重要なんです。

目押し定規の幅は、9分5厘になっています。

なんで、9分5厘かというと、

ヘリをつけて1寸になるようにしてあるからなんです。

 

そのため、畳の目に合わせて、ヘリがついて1寸になるところを切るために

目押し定規が必要なんです。

 

包丁の刃が擦れるので、消耗も早いです。

畳屋としてはよく使う道具の1つです

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