畳をきれいにしたいけどどうしたらいいのかわからない方へ


家の畳が日に焼けて茶色くなってきた。


表面は傷んできて、毛羽立ってきている。

それで、いぐさが切れて服についてくる。

これを超えると畳おもてが破れて中身が見えてきている。

どうしたらいいのだろうか?

畳ってどうやってきれいにすればいいのかとわからない方へお伝えします。

これだけ知っていれば大丈夫な3つのポイントをお伝えします。

1、畳替えの種類

2、畳おもての見分け方

3、畳の大きさ


一番簡単な方法としては近くの畳屋さんに相談してください(^^;

普通の畳屋さんは畳の状態を見ながら、しっかり相談に乗ってくれます。

でも、ほとんどの畳屋さんは職人さんです。

よっぽどの畳屋さんでない限り、営業マンが来ることないです。

だから、言葉遣いはきれいではないかもしれません。

でも、心から丁寧にわかりやすくはなそうとしています。

分からないことを聞けばきっちり教えてくれるはずです。

でも、畳のことをちょっとは知っておきたい方はこちらもご覧ください。
https://tokitomo-tatami.jp/blog/category.php?cate_id=15


畳を新しくする方法は何があるのか。

1、畳の種類

まずは畳の構造を見て下さい。


畳どこと呼ばれる土台に、いぐさで織られた畳おもてを縫い付けて、畳ヘリでくっつけています。

畳どこは昔、わらでできていたところです。

最近はわらを使った畳は少なくなりました。

最近はボードといって、木の繊維を固めとものと発泡フォームの組み合わせでできています。

ボードを多く使っている方がしっかりしています。

また、ボードは固いのでクッション材が入っている方がいいですね。

畳おもてはいぐさを織ったものです。

国産のものを選ぼうとするとほとんどが熊本産です。

最近はヘリのない畳も増えてきました。

でも、最近は畳ヘリもいろんな柄がありますので楽しく選べます。

これを確認していただき、畳をきれいにする方法は3つあります。

畳を丸ごときれいにする新調。

畳どこから新しくします。畳に大きな凹みがあったりすると畳を新調になります。

畳の表面だけきれいにする、表替え。

これが一番多いです。

畳の土台である畳どこはそのままで、畳おもてと畳ヘリをきれいにします。

裏返しは今使っているものを裏返すので、安価でできますが今がどのような畳おもてを使っていて、どれくらい使っているのかわかりませんので、畳の表面が傷んでいるようだとできません。

2、畳おもての見分け方

次に、表替えをする場合が多いので畳おもての見分け方をお伝えします。
https://tokitomo-tatami.jp/blog/detail.php?cd=215


「畳なんて1種類なんでしょ?」と思われているかもしれませんが、畳おもてはランクがあって値段が大きく変わってきます。

相場としては熊本産畳おもてで表替えをしようとすると7000円はします。

これ以上安いと中国産かもしれません。

じゃあどうやって見分けるのかもお伝えします。

これは熊本産を見分ける方法です。

たて糸に県証糸といって熊本産であることを証明する糸が入っています。

麻糸の場合はりんどう色といって緑色の糸が入っています。


綿糸の場合はりんどう色と黄色のより糸が入っています。


本当に熊本産なのか確認したかったら、この糸を見せてもらってください。

で、たて糸の綿糸と麻糸があるけど、どっちがいいのかというと、麻糸を使っているものの方が高いです。

なんでかというと、麻糸の方がいぐさを多く使うことができるからです。

綿糸は麻糸に比べて弱いので、麻糸のようにいぐさを多くつかうときれいに織ることができないのです。

麻糸の方が効果になるので、長いいぐさを使います。

なんで、長いいぐさを使うのがいいのかというと、いぐさの太さと色が安定するからです。


いぐさは田んぼで成育します。

そして、株分けをして育っていきます。

なので、古いいぐさと新しいいぐさができてきます。

それで、一番長く育った株のいぐさだけを使うと太さと色が安定するのです。

その次に長いいぐさを使うとなると、新しいいぐさと古いいぐさが混ざるのでいぐさの太さと色がバラバラにになってしまいます。

そして、いぐさは根元が太くて先は細くなります。

また、根元は白っぽくて先は焼けたりします。

長いいぐさを使うことでこれらを省くことができるのできれいなんです。

3、畳の大きさをお伝えします。

畳には大きく分けて2つのあります。


京間(きょうま)と呼ばれる大きさと、江戸間(えどま)と呼ばれる大きさです。

京間は関西より西で使われることが多いですが、最近は少なくなりました。

狭間(きょうま)と思っている方もいて、京間の方が小さいと思わることがありますが、京間の方が大きいです。

畳屋はこちらを本間(ほんけん)と呼ぶことが多いです。

大きさとしては長さが6尺3寸で191cmで幅が3尺1寸5分で96.5cmです。

一方、江戸間ですが、最近はほとんどがこの大きさです。

畳屋は五八(ごはち)と呼ぶことが多いです。長さが5尺8寸のところからこう呼ぶようになったと思います。

なので、長さが5尺8寸で176cm、幅が2尺9寸で88cmです。

中間の大きさに中京間、三六間というのもあるんですが、材料が京間か江戸間しかないのでどちらかで作ります。

まずはこの3点を知っておけば不安は少なくなるはずです

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