畳おもてを見分ける

畳の表替えをしようと思って調べると畳おもてはいろいろな種類があって、値段も変わってきます。

値段の高いものがいいものだろうとは思うけど、何が違って値段が違うのかよくわからないのではないだろうかと思います。

違いを見分けるところはあるのですが、今回はたて糸の違いについて紹介したいと思います。

まず、畳おもてはこのような織機で織ります。


たて糸がセットされていて、左右からいぐさを差し込んで織りあげていきます。

たて糸には大きく分けて、綿糸と麻糸の2種類があります。


ランクとしては、畳おもての一山に何本の糸が通っているのかです。

安い方から綿糸1本→綿糸2本→麻糸1本→麻糸+綿糸→麻糸2本となります。


5本糸が通っているのもあります。

綿糸1本だとたて糸が弱いのでたくさんのいぐさを使って織りこむことができません。

それはなぜかというと、いぐさは根元から真ん中にかけて太いです先は細いのです。

ということは、真ん中(中央)は太いところばかり集まるので膨れます。

すると、太鼓状になってしまいます。

また、中央が弛み気味になってしまいます。

なので、綿糸だけの畳おもてはたくさんのいぐさを織り込むことができないのです。

ということはいぐさの密度が少ないです。

目が詰まっていないのです。

麻糸を使うと、いぐさをたくさん使って織りこむことができます。

麻糸はしっかりして強いので強く打ち込むことができます。

すると目の詰まった畳おもてになります。

目の詰まった畳おもては触っていて気持ちいいんですよね。

ずっとスリスリしていたくなります。

また、麻糸を使うことで畳おもての山と谷の差がはっきり出るので、よりスリスリしたくなります。

病みつきになります。

畳おもてを見分けるときはたて糸がどんな糸になっているのが見てみるといいですよ。

麻糸と綿糸を使った畳おもてはこの中でもランクがあるので、一概に言えませんがたて糸を見ることは大事です。
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

ブログをお読みいただきありがとうございます。

尼崎市、伊丹市、西宮市、宝塚市、川西市、大阪市で畳に困ったことがあれば時友畳商店にご相談してください。

当店で施工いたしました畳の部屋をご覧になりたい方はこちらをご覧ください
https://tokitomo-tatami.jp/case/

また、当店で畳替えをした方からのご感想をいただきましたので、ご紹介しています。
https://tokitomo-tatami.jp/blog/category.php?cate_id=13

最近の畳のヘリはとってもカラフルです。

当店ではそれらの畳ヘリで、くるみボタンを作ってピンバッチ、ヘアゴム、ヘアピン、ブローチ、マグネットにしています。気になる方はこちらで購入することができますので、ご覧ください。
https://tokitomo.base.shop/

時友畳商店

〒661-0047

尼崎市西昆陽1丁目1-19

電話06-6431-9491

ブログ一覧に戻る

お問い合わせ

畳の張替え・表替え、また畳に関するご質問、見積もり依頼等
気軽にお問い合わせください。

  • 06-6431-9491

    月~土曜 9:00~18:00

    店主が1人で切り盛りしている畳屋です。
    なので、1日1軒しか対応することができません。
    その分1軒1軒丁寧な仕事をするように心がけています。

  • webからのお問い合わせはこちら