何度も表替えを繰り返すと

敷き込んでいる畳を上げるときにしっかり入っていて固いので、なんでだろうと見てみると、何度も表替えを繰り返しているのでヘリが何重にもなっている。

普通に住んでいる方が畳替えをするのは10年に一回をするかどうかの頻度です。

でも、賃貸住宅だと住んでいる方が出れば畳を新しくします。

前に住んでいた方が短くて畳が汚れていなかったり、傷んでいなくても、裏返しをするので畳を縫う数が増えます。

するとどうなるかというと、ヘリが重なっていきます。

表替えをするときはヘリを外すのですが、ヘリの返し縫の上でヘリをきるので、返し縫の下は残っていくんですよね。

ヘリが重なっていくとどうなるのか。

畳の下の方が大きくなっていくのです。

畳はテーパーに作っているんです。

なので、少なければテーパーになっているところに収まるので影響はないのですが、重なりが多くなってくると膨らんできます。

そうすると、畳の下側が当たって、入れるときに苦労をすることがあります。

上はちょうどいいのに下が当たって入らないことも起きてしまいます。

なので、畳を上げるときに固いと思ったらヘリを切るようにします。

機械の包丁で切ってもいいのですが、ヘリの返しにタッカーを打っていることがよくあるので、気をつけなければなりません。

タッカーの針が当たると、包丁の刃が欠けてしまうからです。


今回は裏返しだったので、手包丁で切りましたが、タッカーが打ってありました。

賃貸住宅の畳だからと言って手を抜いたような仕事をすると後で仕事をする人が困るんですよね。

なので、手間はちょっとかかりますが、ちゃんと収まるように仕上げていきたいです。


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