畳はSDGs

畳は本来、稲わらのとこに、いぐさのおもてからできていました。

とこのわらは、お米を食べているので不要なわらがたくさん出たのです。

昔は鎌で手刈りををしていたので、長いわらがとれました。

そのわらを20kg使って1枚の畳とこにしていたわけです。

一度畳を作れば、表面だけをきれいにする、表替えを繰り返して何十年も使います。

踏んでクタクタになってしまった畳は畑に持って行き肥料になります。

循環していたんです。

正にサスティナビリティです。

 

表面のいぐさだって、表替えを繰り返すにはたくさん作らなければなりません。

1枚の畳おもてを作るのにいぐさが1.5~2.5kgくらい使います。

植物は光合成をするときに二酸化炭素を吸い込み酸素を作り出してくれます。

成長するときに光合成を盛んにするので、いぐさをたくさん生産すればそれだけ二酸化炭素を吸収してくれます。

 

現状では稲わらのとこは少なくなっています。

稲をコンバインで刈り取るので畳のとこは作れません。

そのため、木を繊維状にして固めたインシュレーションボードと発泡フォームを合わせたものが畳とこの主流になっています。

ボードは木が材料になっているのでいいですが、発泡フォームが問題です。

フォームの原料は原油です。

代わりのいい材料がないんですよね。

 

いぐさは国内での生産は減ってきています。

現在日本で流通している畳おもてはほとんどが中国産になっています。

もっと国産の畳おもてを使ってもらえればいぐさの生産者も守れると思います。

もっと畳の表替えをしてもらいたいですね。

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

ブログをお読みいただきありがとうございます。

尼崎市、伊丹市、西宮市、宝塚市、川西市、大阪市で畳に困ったことがあれば時友畳商店にご相談してください。

当店で施工いたしました畳の部屋をご覧になりたい方はこちらをご覧ください
https://tokitomo-tatami.jp/case/

また、当店で畳替えをした方からのご感想をいただきましたので、ご紹介しています。
https://tokitomo-tatami.jp/blog/category.php?cate_id=13

最近の畳のヘリはとってもカラフルです。

当店ではそれらの畳ヘリで、くるみボタンを作ってピンバッチ、ヘアゴム、ヘアピン、ブローチ、マグネットにしています。気になる方はこちらで購入することができますので、ご覧ください。
https://tokitomo.base.shop/

ブログ一覧に戻る

お問い合わせ

畳の張替え・表替え、また畳に関するご質問、見積もり依頼等
気軽にお問い合わせください。

  • 06-6431-9491

    月~土曜 9:00~18:00

    店主が1人で切り盛りしている畳屋です。
    なので、1日1軒しか対応することができません。
    その分1軒1軒丁寧な仕事をするように心がけています。

  • webからのお問い合わせはこちら