畳屋になる決意

父の病気により急遽畳屋を継ぐことになったのですが、

そのあたりの細かいことを書きたいと思います。

どうして畳屋になったのかは
先日書いたブログをご覧ください
https://tokitomo-tatami.jp/blog/detail.php?cd=139

 
短大を卒業して自動車のディーラーに整備士として働いていたころ

理想と現実の違いなどに戸惑いながらいろいろと悩んでいました。

実家が商売していると会社を辞めて跡継ぎをするのか

もう少し仕事を続けるのか。

 

小さいことは「いざとなったら畳屋になるわ」なんて軽く言ってましたし

そろそろいいのかなとも思っていました。

が、まだ勤めて1年少しだったので、もうちょっとやろうかと

ズルズルとしていました。整備士の仕事を適当にしていたわけではありません。

そんな時、父のがんが見つかり、入院した当初はまだ話ができたので

畳屋を継ぐことにしたよとは言ってました。

父も手術をすればよくなって、仕事を教えてくれようと

していましたが、入院して2か月半で他界してしまいました。

 

その時畳を継ぐとは決めたもののすごく不安でした。

だって、畳の作り方をはじめ

畳の敷きかたさえも教えてもらったことがなかったのです。

 

不安がありながらも継ぐことを決めたのは

父が始めた時友畳商店を閉めてしまうのが悲しかったのと

悔しいい思いがあったからです。

 

僕は、この店で生まれて育ちました。

店と家が一緒なので家を出れば仕事場だし

家の中にいても機械の音は聞こえてくるのです。

だから、学校から帰ってくると父が仕事をしているんです。

その光景が当たり前でした。

 

小さい頃は店で遊びましたし、機械の上で遊んでいて

足を踏み外しどこかで打った時に大きく切れて

左足の脛に縫うほどのけがをしたこともあります。

野球の練習もいっぱいしました。

 

そんな思い出の残っている店を閉めてしまうのが

どうしてもできませんでした。

 

何も知らない中で畳屋をすることが不安でしたが

母が父といっしょにしていたのでお客さんのことをわかっていたし

仕事面でもわかることがあったので助かりました。

 

なんとか20年店を潰すことなくやってこれました。

危ないときもありましたが

父のお陰だと思います。

父が店とお客さんを残してくれたので今までやってこれたのだと思います。

これからはしっかり自分のお客さんを作っていかないといけません




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