友だちに自慢ができる畳の表替え

畳を想像すると和室に敷い込んである畳を思い浮かべることができる方が多くいると思います。

でも、畳がどのような構造でできているのかはよくわからないと思います。

畳は、3つの要素でできています。床(とこ)に表(おもて)を縫い付けて、縁がついています。簡単に説明したいと思います。

畳の断面図

まずは、とこからです。


畳とこと聞いて思い浮かべるのがわらだと思いますが、わらのとこはとても少なくなってきています。

その代わりにでてきたのが、インシュレーションボードとフォームです。

インシュレーションボードは木細かく粉砕した繊維状のものをボンドで固めたものです。

フォームは断熱材などで使われるもので、発泡スチロールのひとつです。

 
次に、畳おもてです。いぐさでできています。この部分を張り替えるのが表替えといいます。
いぐさの田んぼ
 
いぐさの長さ、量で大きく価格が変わってきます。細かくは後ほど書きたいと思います。

つぎに、畳縁です。ふちについているのが、縁です。

無地のものや、柄のものなどいろいろあります。

縁によって畳や部屋のイメージが変わったりします。

でも、あんまり覚えていないことが多くいつも見ている部屋なのに

どんな縁か使っているのか思い出せないことが多いですね。

縁は沢山の種類があるのでどれにしようかと選ぶのも楽しみの1つです。


さて、表替えとはどんなものなのでしょうか。

畳屋が一番多く作業するのが表替えです。

今使っている畳の土台となる畳床はそのままで畳表と縁を替えるのが表替えです。

作業の流れとしては部屋から畳を引き上げます。

畳の上に置いてあるタンスなどの大きいものは道具を使って動かしながら畳を取っていきます。

畳を取ると床(ゆか)はホコリがいっぱいです。
タンスを動かすとそこにはホコリ


ずっと動かすことがなかったタンスの裏は綿ぼこりがいっぱいですので

掃除をしながら畳を取っていきます。
たんすの裏にはホコリがいっぱい
 
畳を引き上げたら店に持ち帰り、張り替え作業

です。

今の畳の幅を測ります。

新しくおもてを張り替えも同じ幅に切らないといけませんので前もって測っておきます。

次は畳おもてと縁を取ります。

とこだけになったら、畳を引き上げる時に確認した隙間を埋めたり、

痛んでいるところを補修します。

次におもてを張り、機械で縫っていきます。

次はめくる前に測った寸法に合わせて切ります。

次は縁を縫いつける機械へ移動します。

まずは刺しと言っって、とこに縫いつけます。

そして、折って抑えるよう縫うのが返しで完成です。

全ての畳の表替え作業が終わったら、部屋に敷き込みます。

朝引き上げて、夕方納める事もできますので、お休みしている部屋でも寝るところに困るということもありません。

さて、表替えするのに一番大事なのが、畳おもてを選ぶことです。
畳おもてには選び方があります

家に住み始めてから20年以上たって初めての畳替えという方が多いですので、ぜひいいものを選んでもらいたいと思います。

では、どこを見ていいものかを判断したらしいのか説明していきます。

まずは、いぐさの長さをみます。

なぜ長いいぐさがいいのかというと、いぐさは田んぼで生育します。

なので、根元は色が白くなってしまいまし、太くなります。

先は、日に当たるので焼けたりしますし、細いです。

長いいぐさを使うことで、根元の部分と先の部分を切ることができるので

真ん中のきれいなところだけを使った畳が出来上がるのでとても、色鮮やかな部屋になります。

確認するには切る前のヒゲの部分を見て比べてくださいね。

次は、経糸を見てください。

経糸には綿糸と麻糸があります。

綿糸は細くてちょっと弱いです。

麻糸は太くしっかりしています。

綿糸と麻糸を合わせて使うこともします。

経糸が違うことでいぐさを打ち込む量が変わってきます。

麻糸を使うことで多くのいぐさを打ち込むことができます。

多く打ち込むことで分厚さが出てきます。

次に、いぐさがどれくらいの量を使っているのかを確認します。

畳おもてでどれくらいいぐさを使っているかを表すには本数ではなく

重さで表します。

それも、10枚単位で重さを表すことが多いです。

たっぷりのいぐさを使っていると、触り心地がぜんぜん変わってきます。

麻糸のダブルになった経糸に30kgのいぐさを使ったおもてだと、ずっとナデナデしたくなってしまいます。

次は、品種です。

お米でも、コシヒカリやあきたこまちなど色々な品種があり、それぞれ味の特性があります。

いぐさにもお米ほどではありませんが、品種があります。

いぐさが細いとか、太いとか、長く育つなどいろいろあります。

最後はだれが作ったのかが大事です。

国内で流通している畳おもてのほとんどが中国産です。

国内で多く生産しているのが、熊本県八代市です。

コーヒーでよくシングルオリジンと聞くことはありますでしょうか?

これは、同じ農園で作られた同じ品種のコーヒーということです。

豆の風味特性が出て個性のある味が感じられるコーヒーになります。

お米の専門店に行くと、最近はお米でもよく聞くことがあります。

でも、畳おもては昔からこの生産方法です。

同じ生産者が作ったいぐさでしか、畳おもては織らないものです。

それは、生産者によってや田んぼによってはいぐさの色が変わってしまいますので

これは当たり前のことでした。

なので、だれが作ったのかが大事なのです。

では、どの畳おもてを選べばいいのかといいことになってきます。

また、コーヒーの話になってしまいますが

スペシャリティーコーヒーって聞いたことがありますでしょうか?

これは、生産者の顔が見える。

誰が作ったのかわかることで安心感が出てきます、こだわりを感じます。

欠点豆が少ないということです。

不良豆が入ることで味がよくなくなってしまうので、機械や手作業で何度も取り除くことで味がよくなります。

第三者から認められるということです。

価値を認めてることでスペシャリティコーヒーと名乗れます。

そこで、お勧めしたいのが久保田さんが魂を込めて作った畳おもてです。

いぐさは「ひのみどり」と言う品種を使っています。

ひのみどりの特徴はいぐさが細いことです。

いぐさが細いのでぎゅっと目の詰まった畳おもてになっています。

長さは160cmのいぐさ以上です。

もちろん田んぼの中で育った一番長いいぐさ、一番抜きを使いますので、ほれぼれする美しさです。

一番抜きのいぐさを30㎏(10枚分)使っていますので、もう圧倒的な分厚さです。

経糸はもちろん麻のダブルですので糸が太くなって山と谷がくっきりでるので、

ずっとなでなでしたくなる気持ちよさです。

いぐさの香りはもちろん最高です。

そして、5年後に黄金色になるのを楽しみにしてほしいのです。

選別をして色がきれいに揃っているので5年後の黄金色が素晴らしいです。

そして、裏返しをするとまたきれいな色が出てきます。

それから5年後黄金色になります。

この黄金に輝く色の良さがこの畳おもての最大の価値なんです。

畳おもてを選んだら、次は畳縁を選びます。

畳縁によって部屋の印象が変わります。

無地の縁から派手なへり。色もとてもカラフルです。

縁をどれにしようか悩むのも楽しくなってきます。
表替えをしてきれいになりました


そろそろこの畳おもての上でごろんと寝転んでみたくなってきたという方は

当店にお越しください。

または、私がお宅まで伺いして無料見積もりをいたします。

表替えをしたいとお考えの方は、現在の畳とこの状況などを確認させていただくこともできます。

お電話していただくと幸いです。

時友畳商店
尼崎市西昆陽1丁目1-19
電話 06-6431-9491
 

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