2020.09.25 その他

畳の上に上敷きは敷いてもいいものなの？

畳の表替えをしたりすると

茶色く汚れた畳から

緑の明るくなった畳になると、きれいな畳を

保ちたいという思いで、畳の上に上敷きを敷きたい

と思うのだと思います。

それで、お客様によく上敷きは敷いてもいいものなのか

よく聞かれます。

僕の答えとしては、敷き詰めるような上敷きは

敷かない方がよいとお伝えします。

例えば、居間で食卓のしたに２帖くらいの大きさの敷物なら

敷くのはいいと思います。

食べ物をこぼしたりするので汚れを防いだりする意味で

ありだと思います。

この大きさだとめくって掃除をしたり、傷んでしまったら

すぐに次の上敷きに替えることができるからです。

ただ、この場合上敷きがあるところと

ないところの色が変わってしまいますので、

ご注意ください。

しかし敷き詰める上敷きだと畳と上敷きの間に

ホコリが溜まってしまったりするので

ダニの原因になったり、畳に湿気が溜まりやすくなり

カビの原因にもなったりするのでよくないです。

また、敷き詰めてしまうと上敷きの上に重いものを

置いてしまうと、上敷きが傷んでしまっても

そのままになってしまいます。

すると、上敷きが破れてしまって穴が空いて

いぐさが切れてしまいます。

こうなってしまうとなんで上敷きを敷いているのか

わからなくなってきてしまいます。

また、新しくした畳って意外と早く日焼けしていきます。

１週間もすると日に当たっているところと

物を置いていて日に当たっていなかったところでは

色が全く変わってしまいます。

なので、上敷きも変に置いてしまうとまだらに日焼けをしてしまいます。

これも、月日が経つと同じようになってきますけどね。

あと、畳を新しくして、せっかく熊本産の上等の

畳おもてをしても、ホームセンターで安い上敷きを

敷くなんてもったいないです。

上等の畳おもての上での生活を楽しんでもらいたいですよね。

結論としては、敷き詰める上敷きは敷かないほうがいいです。

畳が傷んできてしまって、上敷きを敷くのなら

畳の表替えをおすすめします。畳の下の掃除にもできますからね。

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