畳おもての見分け方〜長いいぐさ

畳をきれいにするといっても値段が色々あります

なので、表替えはいくらと聞かれても即答できないんですよね

どんな畳おもてを選ぶのかで値段も変わりますし、数年後の見た目が変わりますからね

では、どうやって畳おもてを選んだらいいのか!

1つの目安としていぐさの長さで畳おもてのランクが分かるということです

じゃあなんでいぐさの長さでランクが変わるのかというと、いぐさの長さでいぐさを選別するからなんです

上の写真のようにいぐさは長さで分けます

それは、田んぼには色々な長さのいぐさが育つからなんです

長さによって、いぐさの太さや色にも違いが出てきます

これが、畳おもてにしたときに違いが出てきるんです

ちょっと専門的な話になるんですが、いぐさは株分をして育っていきます

その中で、五番目の株が一番長くなった頃に刈り取るのです

なので、一番長いいぐさは五番目の株ということになります

同じ株といううことは太さも色も同じになるということなんです

選別で2番目になったいぐさには四番目や六番目の株のいぐさが混じるということです

四番目、五番目、六番目のいぐさだと太さや色にバラツキが出てくるんです

選別が3番目になってくると、もっと幅広い株のいぐさが混じってくるので、太さ色にバラツキが出てきますよね

なので、長いいぐさを使った畳おもてがいいということになります

色が揃っていると何がいいのかは、数年後にわかります

(わかり難いですが、左が上等品で右が普及品です)

畳が日焼けしてくると、黄色くなってきます

このときに1番目に選ばれたいぐさだと同じような色に焼けてきます

なので、きれいな黄金色に日焼けします

この変色した畳が好きという方もいますからね

で、3番目、4番目に選ばれたいぐさだと色に濃いいろや薄い色のいぐさがあり、バーコードのように島の畳になってしまうんです

太さが揃うと何が違うのかというと、畳おもての筋がきれいになるということです

同じ太さのいぐさだと筋がきれいなんですが、太さにバラツキがあると筋がバラバラなんです

だから長いいぐさを使った畳おもてがいいということなんです

予算と相談して畳おもてを選んでください

 

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