裏返しでよみがえる

畳は両面使えることはご存知でしょうか?

 

たまに畳は裏も使えると聞いたので、裏返して見たんだけど、ビニールが貼ってあるんだけど

なんて言われることがあります

畳の両面使えるというのは、畳おもてが裏も使えるってことなんです

畳おもてには一応表面と裏面があるのですが、そんなに違いはありませんので両面使えるんです

今使っている畳おもてを裏返すんです

それを、裏返しと呼びます

なので、畳を裏返したいと問い合わせされることがあります

でも、全ての畳で裏返しができるわけではないんです

条件としては

    ・新しい畳おもてから5〜7年であること
    ・それなりの畳おもてを使っていること
    ・当店で畳の新調か表替えをした方

新しい畳おもてから5〜7年であることは表面が痛んでいたら裏面もそれなりに痛んでいるので目安にしている年数です。

これくらいの期間の畳おもてであれば、裏面はまだそこそこの色が残っています

今使っている畳が黄色くなっていても、まだ裏面はそれほどではありません

でも、7年を超えて畳が茶色に近い色になってくると、裏面もそれなりになってきています

それに、畳とこの糸の跡がついたりしています

なので、年数を目安にしています

それなりの畳おもてを使っていることは畳おもてのランクを示しています

畳おもてにもランクがあるのですが、縦糸が綿糸の畳おもて「糸引き」と呼びますが、これなんかだとおすすめはしません

なんでかというと、糸引きの畳おもてはいぐさが多く使われていません

ということはちょっと薄いですし、色ムラがあります

なので、たて糸に麻糸以上の畳おもてを使っていると裏返しができます

あとは麻糸を使っている畳おもてだとそれなりの価格がするので表替えも高くなるので、裏返しをすることで長く使えます

でも、糸引きは安いので痛んだら表替えをするサイクルがいいと思います

当店で新調か表替えをした方は、いつ畳替えをしてどんな畳おもてを使っているかわからないということです

上記であった目安の年数のことや畳おもての種類があります

いつ替えてどんな環境なのかで、裏返しができるか判断をします

それに、どんな畳おもてを使っているかもわからないと裏返しをしてどうなるか判断がしかねねますからね

裏返しをしても、あまりきれいにならなかったり、裏返しをしてすぐに痛んで表替えをしなくてはならないようでは意味がありませんからね

ということで、畳は両面を使えるけど条件があるということです

なんでも、かんでも畳は両面使えるわけではないんですよね

 

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